板金塗装工が嫌がる車

板金屋さんも商売です。

傷だらけの車を持ち込まれたら笑顔で対応するのですが、車によってはその笑顔の裏に暗い影が見え隠れするときがあります。

板金屋さんの基本的な作業はハンマーでボディパネルをたたいて元通りにすることですが、それには金属をたたいて変形させなければいけません。

当然、硬い金属よりも柔らかい金属の方が楽ですし、作業効率もいいはずなのですが、車によってはかなり頑丈なボディパネルを使っているものがあり、その車のボディを修復するには一般的な車よりも余計手間がかかるのです。

更に、ボディの剛性を高めるためにボディの裏のあちらこちらの補強などが入れられている車もあり、叩いてもビクともしなかったりその補強部分も変形させなければいけなかったり、更には補強パーツがあるために補修する部分の裏に手が届かないなんてこともあるのです。

こういった板金屋さん泣かせの車として有名なのが外国産車と国産ではスバルの車、これらの車はかなり丈夫な鋼板を使ってボディパネルが作られているので板金加工もかなり手間がかかるようです。

逆に楽に作業できるのが軽自動車とトヨタの車、軽自動車はもともとそれほど丈夫なボディがいらないためにボディパネルが薄くなっていますし、レクサス店も含めたトヨタの車はコスト削減のために鋼板の質を落とし、その厚みも軽自動車に匹敵するようなものしか使っていないので板金屋さんも喜ぶということなのです。

同じ車でも国籍や自動車メーカーによってボディパネルに大きな違いがあるのです。