板金はまさに職人

古くから板金業を行っている方の技術というのはまさに神業です。

複数台のおかま事故で前後とも大きな損傷を受けた車が数週間後には新車とまではいきませんが、事故前の状態とほぼ同じような状態にまで腕一本で仕上げてしまうのですからそのテクニックたるものはまさに神業です。

車のボディというのは小さなRから大きなRまで様々なRを組み合わせて作られた3D形状のもので、その本来の形にかなり近いところまでハンマーや治具、当て板などだけで仕上げてしまうのです。

素人がやったらきっと余計ひどくなってしまうでしょう。

それにボディパネルというのは寸法が決まっており、補修した時に極端にボディパネルが伸びてしまったり、縮んでしまったりしては規定のボルト位置にそのパネルを収めることができないので、ただ単に形を整えるだけではないのです。

中にはフレームまで逝ってしまった希少車種の事故車を走行性能に悪影響が出ないようにすることもできる方もいるくらいでまさに職人中の職人だと思います。

最近では簡単に修復することができる工法や機材などが出てきており、それほど経験がない板金工でもそれなりの形にできるようにはなってきていますが、そういった方に普通であれば廃車となるようなフレームまで歪んでしまった車をまた走れるようにすることはできないでしょう。

職人の高年齢化によって職人自体の数が減っており、板金工そのものの技術が劣ってきているのですが、世の中にはそういった神業を持つ職人がまだまだいるのです。